萩市平安古地区伝統的建造物群保存地区

はぎしひやこちくでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく

鍵曲(かいまがり)を構成する長い土塀が残る町並み

平安古は、旧萩城三の丸を囲む外堀の南に位置します。武士のうち重臣の多くは三の丸である堀内に居住しましたが、平安古では開墾が進むのに並行して数多くの武士が屋敷地を構えました。保存地区は橋本川沿いにあり、江戸時代の地割りをよく残し、当時の屋敷構えをうかがうことができます。現在でもそれら武家屋敷の主屋、長屋門、長屋、土蔵が、鍵曲(かいまがり)を構成する長い土塀とともに残っており、藩政期の姿をよく留めています。

国の伝統的建造物群保存地区制度が始まった昭和51年、堀内伝建地区とともに、全国で最初の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。
伝統的建造物に特定された建築物は11件、土塀や門は39件。地区面積は約4.0ha。

基本情報

電話番号 0838-25-3299 (萩市文化財保護課)
住所 萩市大字平安古町の一部
営業時間 散策自由
休日 散策自由
アクセス 萩循環まぁーるバス(西回り)「平安古南団地前」バス停より徒歩7分